★国内から海外へ飛躍的に成長するTOTOの会社概要
大手住宅機器メーカーのTOTOの会社概要としては、1917年(大正6年)、衛生陶器の製造を手掛ける「東洋陶器株式会社」として福岡県北九州市に設立されました。その後、バスユニットや洗面化粧台など水回り製品に開発領域を広げ、1970年には「東陶機器株式会社」に社名を変更、「ウォッシュレット」の商標で知られる便座の大ヒットを経て世界規模に営業領域を拡大しました。現在の社名「TOTO株式会社」となったのは2007年です。1949年には株式を公開し、2015年現在、東証1部、名証1部、福岡に上場しています。2014年3月現在の資本金は約355億円、従業員数は連結ベースで25,000人余り、従業員の平均年齢は42.8歳となっています。
近年は主力製品の衛生陶器、システムトイレ、バスユニット、システムキッチンのほかに、新領域事業として、タイルなどの環境健材、精密セラミックス、光通信部品などのセラミック分野への取り組みも進んでいます。企業活動のベースを「国内住設」「海外住設」「新領域」の3本軸に置き、海外への積極展開を図っており、2017年度は売上高6,500億円、営業利益610億円、ROA・ROE10%以上を目標に掲げています。

★国内トイレトップシェア!TOTOの事業内容
TOTOは1917年に設立された会社で、会社名は「東洋陶器」という設立当初の社名に由来します。資本金は約356億円、従業員はグループ全体で約25700人おり、住宅設備機器の取り扱いをするメーカーで、福岡県に本社を置き、東京に事業所があるほか北海道から九州まで全国各地に支社があり、また福岡、滋賀、茅ヶ崎には工場があります。国内だけでなく海外展開もしており、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、と世界各国に生産拠点・販売拠点を置くグローバル企業です。
事業内容は設立当初は主にトイレに用いられる衛生陶器の製造・開発で、当時から現在に至るまでその分野でのトップシェアを誇っています。特に1980年代に独自に研究開発し販売を開始した温水洗浄便座「ウォシュレット」は主力商品となり、今でもモデルチェンジとバージョンアップを繰り返しお客様のニーズに沿った商品の開発を行っています。
現在ではトイレのみでなく住宅全般に関わる商品を取り扱っており、システムキッチンや洗髪洗面化粧台、浴室換気暖房乾燥機など主に水回りに関する機器の製造・開発を行っています。また「生活環境企業」として早くからエコプロダクツの開発・販売を行っており、環境問題にまつわる各賞受賞商品も数多くあります。

★技術力の評判が高い国内屈指の陶器メーカーTOTO
TOTOは1917年に九州の福岡県で創業した会社です。
主な事業内容はバス、トイレ、キッチン関連の衛生陶器の製造及び販売で国内のシェアにおいてはトップの事業規模となっています。1900年代の中盤までは衛生陶器の製造だけでなく、食器などの製造も行われていました。戦後の復興需要や住宅の近代化に合わせて、徐々に食器の構成比は下がり、衛生陶器が事業の主力となっていきます。現在ではその衛生陶器が事業の柱となっています。このTOTOの衛生陶器に関する技術力は評判が高く、製品名となり、一般名詞化もしているウォシュレットや便器の汚れを効果的に取る事が出来るトルネード洗浄技術などを開発しています。
また、事業は日本のみならず世界にも広がっており、アジア、ヨーロッパ、北米など各国に広がっています。日本国内においては量販店などを通じて、日本国内全域での事業展開がされており、販売拠点としても全国の主要都市をカバーする形で展開を見せています。更に近年では日本国内の少子高齢化に合わせたバリアフリー構造やユニバーサルデザインの衛生陶器の製造、販売にも力を入れており、事業規模の拡大を図ると共に自社製品を通じた社会貢献にもつとめています。