★洋食器で有名なノリタケカンパニーリミテドの会社概要
100年以上の歴史を持つノリタケカンパニーリミテドの会社概要は、その歩みを見ていくとわかります。洋食器製造から始まったセラミック技術を核として、幅広い分野で国内外へ最高品質の製品を供給し、社会貢献することを理念としています。
ノリタケカンパニーリミテドは、1904年、洋食器の製造販売を目的に創立した日本陶器（名）からスタートしました。明治時代に貿易商社として創業した森村組の森村市左衛門によって、ヨーロッパの美しい磁器を、日本で作ることへの挑戦が始まったのです。1914年には、日本で最初のディナーセットを完成させ、翌年には米国へ輸出。以降海外で絶大な人気を得ます。ノリタケチャイナは世界中で有名となり、この日本製洋食器は一躍世界ブランドとなります。そして、洋食器製造で培った技術を活かし、セラミックスに関わる新たな分野にも挑戦し続け、国内最大級の研削研磨メーカーともなりました。また、食器の画付での転写印刷や絵具調合の技術を応用し、自動車、医療、エネルギー分野でも活躍。セラミックス製造におけるプロセス技術は、エンジニアリング装置の製造工程に活かしています。
現在では、グループ会社は国内に14社、海外に14社あり、国内外に事業所や工場、営業拠点を数多く持っています。また、世界最大のセラミックス企業グループである森村グループの中核企業でもあり、洋食器分野では国内売上トップを誇ります。

★ノリタケカンパニーリミテドとは
ノリタケカンパニーリミテドは、愛知県名古屋市西区に本社・工場をおく企業であり、地元住民の雇用に一役買っています。東証一部にも上場を果たしており、多くの株主を抱える企業であります。事業内容は、高級陶磁器や食器の製造・販売をメインにしており、それに関連する事業も行っています。日本国内はもとより、海外からの需要も旺盛であり、常に世界を相手に事業展開を進めています。会社の設立は、1904年と古く、設立以来、日本経済の発展を支える企業のうちの一つとしての存在感を指し示してきました。
手掛ける事業の中でも、研削・研磨関連事業においての品質の高さには定評があり、幅広い顧客が簡単に使用できるようにされた、一般砥石やダイヤモンドカッターは、多くの売り上げをほこっています。ノリタケカンパニーリミテドは、社会活動にも注力しており、本社の一部の敷地を「ノリタケの森」として、広く一般に解放し、近隣住民の憩いの場として提供しています。加えて、ミュージアムやギャラリーなどの施設も併設しており、見学することが可能になっています。災害発生時には、帰宅困難者の一時避難場所として、多くの人を受け入れることも可能になっており、地域への貢献を果たしています。

★伝統を守る大企業と評判のノリタケカンパニーリミテド
ノリタケカンパニーリミテドは１９０４年(明治３７年)７月に日本陶器合名会社という名で設立された世界有数の陶磁器・研削研磨メーカーです。本社は愛知県名古屋市にあり工場は愛知県、福岡県、三重県、佐賀県、新潟県に計９工場あります。グループ会社は子会社も含め、国内・海外に約３５社あります。従業員数は約２０００人、グループ全体で約4000人にのぼります。1949年５月には東証・名証１部に株式上場もはたし名実ともに大企業と呼ばれる企業です。
ノリタケというと主にノリタケブランドで名高い食器製造のイメージがありますが、その他に自動車や電子、半導体の製造要素の元となる工業用砥石やCBN工具、ダイヤモンド、液晶ディスプレイの製造販売も行っています。これらは日本陶器時代の食器製造技術を生かしたものとなっています。
ノリタケカンパニーリミテドの食器事業・セラミックマテリアル事業・工業機械事業・エンジニアリング事業の4つの大きな柱となる事業は、過去の製造技術の伝統を生かしながら、常に新しい斬新な技術を取り入れた商品開発に取り組んでいるという事で、製品の性能も良く取引先からも信頼できるメーカーとして評判です。他にもノリタケカンパニーリミテドは企業施設ノリタケの森などを一般に開放したり環境活動の取り組みも積極的に行ったりしています。