旭硝子の会社概要・評判
★旭硝子の設立の歴史と会社概要について
旭硝子株式会社は1907年(明治40年)実業家であった岩崎俊彌によって創立された会社で、1950年(昭和25年)に設立されました。1909年に尼崎工場(現在は関西工場)を作り、板ガラスの製造を開始しました。その後、北九州、牧山と工場を設立し、1918年に東京丸の内に本社を移転しました。創立者の父が三菱財閥2代目当主の次男であったことから三菱グループの一旦を担っています。
2007年に創立100周年を迎えたのを機に、AGCグループとして世界的ブランドとして定着させるよう、グローバル展開し、活躍の場を広げています。東京都千代田区丸の内に本社を持ち、従業員数は約6100人ほどになっています。日本のみならず、米州、欧州、アジア諸国に事業展開し、支社や工場を持っています。
会社概要としては、旭硝子は社名にもある通り、主製品はガラスで、世界最大手のメーカーであり、板ガラス事業を始め、自動車ガラス事業、ディスプレイ事業、電子部材事業、化学品部材事業などガラスに関連した多岐にわたる事業展開をしています。またガラス製造だけでなく、オイルシールやパッキンなどにも使用されるAFLASやライニングやチューブなどに使用されるFluonなども製造しています。
★ガラス事業で世界トップレベルを誇る旭硝子の事業
AGC旭硝子は明治40年に創立され、日本で初めて板ガラスの工業化に成功した会社です。
世界でもトップクラスのシェアを占めるガラス事業やディスプレイ事業、化学事業を中心に、電子部材事業などに活動領域を拡大していて、事業内容は多岐にわたります。
AGC旭硝子の事業の根幹ともいえる板ガラス事業は、断熱、省エネ、防犯、防災、遮音などのさまざまな機能を備えた、開口部用ガラス、装飾ガラス、特殊機能ガラスなどの製品を提供しています。ディスプレイ事業では、主にTFT-LCD用ガラスを扱っていて、美しい映像表現を作り出すための取り組みを続けています。化学品事業では、安全、安心、快適かつ環境に優しい世の中を創造するための製品を提供しています。苛性ソーダや塩ビモノマーなどに代表されるクロールアルカリ事業、ポリオールを中心としたウレタン事業、世界でもトップレベルの技術を持つフッ素化学事業の三本柱から成ります。また、情報通信産業を支えるための電子部材事業、旭硝子の技術力を生かした自動車ガラス事業での新たな取り組みのほか、スマートフォンやタブレットPCなどの電子機器用カバーガラスなどの先進機能ガラス事業でも積極的な製品開発を行っています。
★ガラスメーカー最大手の旭硝子の特徴と評判について
旭硝子は東京千代田区丸の内にある、1907年(明治40年)に創立された歴史のある最大手のガラスメーカーです。事業は板ガラスや自動車ガラス、ディスプレイ事業やセラミックスなどさまざまです。
2013年10月にJR九州で運行を開始した日本発の豪華寝台列車「ななつ星in九州」にも、内装はもちろんのこと側面窓や運転席の窓にも製品が使用されています。2015年にはイタリアのミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典である「ミラノサローネ」に新製品の”インフォベール”と”グラシーン”を使用して空間体験型のガラス展示を行います。また、同じミラノで行われる「ミラノ国際博覧会」の日本館の伝統文化と先端技術を融合した建物にも、外壁、屋根、窓や手すり壁などで製品が使用されます。ガラス製品の先進技術の開発、作成、販売だけでなくアート面でも注目できる企業です。
ドイツのミュンヘンにある「アリアンツ・アリーナ」というサッカー競技場は壁面がふんわりと柔らかで角が丸くなっているのですが、このデザインができるのは旭硝子のフッ素樹脂技術を使用しているからです。そしてサッカー競技場といえば天然芝は欠かせませんが、このアリアンツ・アリーナの壁面や屋根に使用されている”ETFEフィルム”は天然芝が成長するために必要な太陽光はさえぎらず、しかし観客を雨風から守るという点で評判の良い高機能素材です。